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バツイチ同士の再婚がうまくいく人の共通点とは?|失敗しないためのステップ&チェックリスト10選

「バツイチ同士の再婚って、思ったより難易度高くない…?」

シングル同士で付き合ってると、最初はちょっと気がラク。
「お互いに過去あるし、分かり合えるよね〜」なんて思ってた。最初は。

でも実際は…

・子どもの反応が読めなさすぎて、“家族会議”の空気が重い
・元パートナーの存在がチラついて、モヤる瞬間がある
・再婚って、これ手続きとか気持ちとか…めちゃくちゃハードじゃない?
・いや、そもそもこのままの関係でいいんじゃない?(←何度も思った)

はい、全部、過去の私の悩みです。
でも——
現在、私はバツイチ同士で再婚し、3児の母として暮らしています。
子どもは私に2人、夫には元妻との子どもが2人。再婚後には、ふたりの間に新しい命も授かりました。
10歳差のきょうだいを育てながら、家族としての形を築いています。
食費も洗濯物も爆増中ですが、なんだかんだで毎日楽しく暮らしています。

とはいえ、ここまで来るのは簡単じゃなかった!
「再婚同士なんだから、分かり合えるでしょ」なんて甘い幻想は、
最初のケンカで木っ端みじん。

でも、うまくいく人にはある共通点があるんです。
そして、「なんか違ったかも…」と感じる人には、共通してやってないことがある。

この記事では、そんな私の体験をまるっとシェアしながら、
バツイチ同士の再婚で“家族になるまで”に必要なステップと、
失敗しないためのチェックリスト10選をご紹介します!

深刻すぎず、でも本音で。
バツイチ同士の再婚を考えるあなたの背中を、
迷っているあなたのヒントになりますように。

バツイチ同士の再婚で“家族”になるまでの5ステップ

バツイチ同士で再婚することは、もはや珍しくない時代になりました。
でも、「再婚=家族になれる」とは限らない。実際には、“本当の家族になる”にはいくつものハードルがあります。

「再婚って少数派でしょ?」
そう思っていませんか?

実は、厚生労働省の統計によると、
2023年には全婚姻件数のうち約22.3%が“再婚同士”
つまり、約5組に1組以上がバツイチ同士で再婚しているんです。

ちなみに1960年当時は、わずか2.5%。
この60年あまりで、再婚同士の割合は約9倍にも増えました。

※出典:厚生労働省 人口動態統計 確定数 婚姻上巻 9-5(e-Stat)

再婚が当たり前になってきた今こそ、
“どうしたらうまくいくのか?”という視点が大切です。

特に子どもがいる場合、
それぞれの背景や価値観が複雑に絡み合うからこそ、
“慎重さ”と“覚悟”の両方が求められます。

ここでは、
バツイチ同士の私たちが“本当の家族”になるまでに乗り越えた5つのステップを、
実体験とともにお伝えします。

STEP1. 「また同じ失敗しないために」離婚理由はしっかり共有を

再婚前に離婚理由を正直に話し合うことは、
関係の土台を作るうえで非常に大切です。

離婚理由をあいまいにしたままだと、
同じ失敗を繰り返すリスクがあるからです。

私自身、前の結婚では「我慢しすぎる性格」が原因で限界がきました。
パートナーは、モラハラ元妻が原因だったようで「自分の意見が言えない人でした」

また、不倫をされて離婚した過去があるため、
再婚する相手には「不倫は絶対にしないで」と伝えました。
このように、お互いの過去の“地雷”を知ることは、未来の安心につながります。

まずはお互いの過去に正直になり、未来を見据えた会話を重ねましょう。

STEP2. 金銭面・生活スタイルのすり合わせ

再婚前にお金と生活スタイルについて
具体的にすり合わせておくことが信頼関係を築くカギです。

お金の話を避けてしまうと、
後々小さな不満が大きなトラブルに発展することがあるからです。

うちの場合、パートナーには前の奥さんとの間に2人の子どもがいて、
養育費を支払っていました。
私はそこに踏み込まず、「養育費を差し引いた後の給与はいくら?」
という現実的な視点で会話をしました。
この確認がなかったら、
「私のお金も向こうの子どもに流れてるのでは…」と不安になっていたと思います。

気まずくても、収入・支出・生活費の分担は結婚前にクリアにしておくことが大切です。

STEP3. 子どもへの関わり方・伝え方を話し合う

再婚前に、子どもとの関わり方を具体的に話し合っておくことが、
信頼関係を築く第一歩です。

子どもはとても敏感で、ちょっとした違和感もすぐに察知します。
中途半端な対応は、子どもの不安につながるからです。

うちでは、最初から「お父さん・お母さん」と呼ばせるのではなく、
あだ名からスタートしました。
叱るのも私だけが担当し、信頼関係ができるまで3年はかかりました。
また、「私より子どもたちを優先して」とパートナーにお願いしました。
「ただいま」の声がまず子どもに向けられるような、
そんな細かいルールも取り決めました。

大人の都合ではなく、子どもの立場で考えた関わり方を心がけましょう。

STEP4. 周囲(親や元配偶者など)への対応を共有

親や元配偶者との関係も含めた“周囲との対応”を事前に共有することは、
安心した家庭環境をつくるうえで不可欠です。

子どもは元配偶者との関係にも影響を受けるため、
オープンな情報共有が信頼を生むからです。

私の元夫は今でも年に1回子どもたちに会いに来ます。
正直、会わせたくない気持ちもありましたが、
子どもたちの気持ちを優先して「行ってきていいよ」と伝えられるよう環境を整えました。そのことについても再婚前にパートナーへ伝え、
「それでもいいよ」と言ってくれたことが再婚の決め手になりました。

周囲との関係を“隠さずに話せる関係性”こそが、長くうまくいく再婚の土台になります。

STEP5. 家族としてのルールを一緒に作る

「我が家のルール」を一緒に作っていくことで、安心できる家庭の形が整います。

再婚家庭には、それぞれに違う背景があるからこそ、
「一般的な家族像」にとらわれず、自分たちのスタイルを作ることが大切だからです。

我が家では

「叱るのは私だけ」
「家事はお互いできる方がやる」
「週末は必ず家族で過ごす」

などのルールを決めました。
特に私は「子どもとの時間を最優先したい」と伝えていたので、
パートナーもそれを理解してくれました。

ここで大切なことは、「前はこうしてた」「こうやってたからこうしたい」は捨てましょう。
新しく家庭を築くのであれば、
前のルールや自分本位の考えはやめてお互い話合って決めていくことです。

正解のない家族の形だからこそ、“2人で考えて決める”ことが、家族の安心感に繋がります。

再婚がうまくいく人に共通する特徴とは?

うまくいく夫婦には、いくつかの“共通点”があります。
逆に、うまくいかないケースではこの共通点が欠けていることがほとんど。

ここでは、再婚生活が長く安定している夫婦に共通する「5つの特徴」をご紹介します。

① 過去を引きずらず“今”を大事にしている

前の結婚の傷を引きずると、今の関係にも影を落としてしまいます。
特に「元配偶者と比べる」「元配偶者の存在に過敏になる」ことは、
関係を疲弊させる原因になりがちです。

私も最初、相手の元奥さんが気になる時期がありました。
でも、気にしている限り心から安心できないし、自分が消耗してしまう。
逆に、パートナーが私の元夫の存在に口を出してきた時は、
「今はあなたと向き合いたい」と率直に伝えました。

過去に振り回されず、
“今のパートナーとどう向き合うか”に集中することが何より大切です。

② 相手との価値観や生活習慣をすり合わせている

「うちではこうだった」が通じないのが再婚家庭の特徴です。
お互い違う環境で暮らしてきたのだから、最初にズレがあって当たり前。

うまくいく人たちは、「どっちが正しいか」ではなく、
「どうやったら2人にとって心地いいか」を基準に、
価値観や生活習慣を少しずつすり合わせています。

“再婚=新しい家族文化をつくること”と考えて、柔軟に話し合う姿勢が大事です。

③ 子どもや周囲との関係を焦らず築こうとしている

「早く仲良くなってほしい」「なじんでほしい」という気持ちは親心ですが、
それは大人の都合。
うまくいく人は、時間を味方にしながら、少しずつ信頼関係を築くスタンスを取っています。

実際、私たちも“叱るのは私だけ”“無理にパパ・ママと呼ばせない”など、小さなルールを決めながらゆっくり歩んできました。

パートナーが落ち込んだ時にフォローできるか、自分も子どもの変化を焦らず見守れるか。
“急がない覚悟”こそ、家族としてつながる土台になります。

④ 感情だけでなく「生活の現実」も見据えている

恋愛とは違い、再婚は「生活を再構築すること」。
うまくいく人は、感情に流されすぎず、住まいや収入、教育方針、子どもの苗字、元配偶者との関わり…といった現実的な部分を冷静に見ています。

たとえば、「苗字どうする?」のような細かいことも、話し合わずに進めてしまうと、後から不満やモヤモヤが噴き出してきます。

「どんな家庭にしたいか」
「子どもにどんな風に育ってほしいか」
をしっかり共有しておくことが、安心感を生みます。

⑤ 自分の理想を押しつけず、歩み寄る姿勢がある

「こういう家庭にしたい」という理想を持つのは素敵なことです。
でも、それを相手や子どもに押しつけてしまうと、関係は簡単にギクシャクします。

うまくいく人は、自分の希望だけでなく、
相手の状況や気持ちを丁寧にくみ取りながら歩み寄ります。

100点じゃなくていい。70点ずつ出し合って、
90点くらいの幸せを一緒に作ろうとする——
そんな柔軟さがある人は、強いです。

再婚がうまくいくかどうかは、「相性」だけじゃなく、「姿勢」にかかっています。
うまくいっている人の“当たり前”を、自分たちもできているか?
少し立ち止まって、振り返ってみましょう。

📝 これでOK?再婚チェックリスト|10問セルフ診断

💭感情・価値観 編

☐ 離婚理由を、お互いきちんと話せていますか?
☐ 「結婚しなきゃ」と焦っていませんか?
☐ 前の結婚を美化 or 全否定していませんか?
☐ 自分の人生で大切にしたい価値観を話せていますか?
☐ 「ふたりにとっての幸せ」について、話し合ったことはありますか?


🏡生活・お金 編

☐ 金銭感覚やお金の使い方で、大きなズレはありませんか?
☐ 一緒に暮らす生活、想像してリアルに考えられていますか?


👨‍👩‍👧‍👦家族・人間関係 編

☐ 子どもへの接し方やタイミング、具体的に話し合えていますか?
☐ 親や元パートナーへの説明や対応を、共有できていますか?
☐ 相手の家族との関わり方、どのくらい距離を取るか決めていますか?


💡結果ガイド:
✔ 7個以上チェック → もう一歩踏み出してOK!
✔ 4〜6個 → あと少し、じっくり話し合ってみて
✔ 3個以下 → 焦らず、まずはお互いの本音から確認を

 

再婚は、スタート地点が違うぶん、悩みも不安も人一倍あるかもしれません。
でも、“違うからこそ築ける家族の形”があると、私は信じています。

最初から完璧じゃなくていい。
迷いながらでも、一緒に話し合い、向き合い続けることで、ちゃんと家族になっていける。

この記事が、あなたの再婚やこれからの家族づくりに少しでもヒントになれば嬉しいです。

今日紹介したチェックリスト、スクショしてパートナーと一緒に見てみてください。
会話のきっかけになるだけでなく、
「この人となら大丈夫かも」って再確認できるはずです!