“マインドセット”って、企業研修やビジネス書の世界だけの話じゃない。
私たちみたいに、がんばってるのに結果が出ない…って
そんな風に感じたことはありませんか?
必要な“整え方”があるんです。
最近では「成功する人はマインドセットが違う」とか、
「行動できる人はマインドセットが整っている」と言われますよね。
でも、変わろうとしてもがんばれない日もある。
私もそうでした。頭ではわかっていても、心と体がついてこない──。
本記事では、そんな“がんばれない日”のあなたに向けて、
✔ 無理に前向きにならなくても整うマインドセット
✔ 自分に合ったマインドセットのタイプ
✔ そして、整える前に知っておくべき“逆効果なマインドセット”
を、わかりやすくお届けします。
さらに後半では、「マインドセット診断」で自分に合った整え方もご紹介します。
自己啓発に疲れた人、
変わりたいのに変われなかった人にこそ、ぜひ読んでほしい内容です。
マインドセットが大事だと知っているのに動けない理由

「マインドセットが整えば、結果が出る」
そんな言葉を聞いて、ビジネス書を読んだり、SNSでインフルエンサーの配信を聴いたり。
あなたもきっと、もうすでにたくさんの“知識”は持っているのではないでしょうか。
でも、なぜか行動に移せない。続かない。
それは、「マインドセットを整えなきゃ」という思考が、
かえってあなたを苦しめているからかもしれません。
「がんばらなきゃ」に疲れた人がハマるマインドの罠
頑張る → 結果が出ない → 自分を責める → さらに頑張る…
このループ、心当たりありませんか?
実は、「やる気」や「モチベーション」って、“原因”じゃなく“結果”なんです。
つまり、やる気が出たら動くのではなく、
「動いたあとにやる気が出る」というのが脳の仕組み。
マインドセットを整える前に必要なのは、
“頑張らないと整わない”という思い込みを外すことかもしれません。
逆効果になるマインドセット思考の共通点
- 成長マインド=常に前向き、だと思っている
- マイナス感情が出ると「整っていない」と感じて落ち込む
- 成功してる人と比較して自分を否定する
これらは一見“意識が高い”ようで、
実は自分の思考のクセに気づかず、苦しみを深めている状態です。
マインドセット診断|あなたはどのタイプ?思考のクセをチェック

マインドセット診断:5つのタイプで自分を知る
あなたの「行き詰まり」の正体は、どのタイプ?
【A】がんばりすぎタイプ
□ 毎日何かしら「やった感」がないと不安になる
□ 自分より行動していない人を見るとイライラする
□ 「行動量が足りないのかも…」とよく感じる
□ とりあえず動けばうまくいくと思っている
□ 動けなくなると「怠けてる」と感じてしまう
→3つ以上当てはまる方は「がんばりすぎタイプ」
【B】自信不足タイプ
□ 自分にはまだ早い・もっと学ばないと…と思いがち
□ 自分の投稿に「価値」があるか不安になる
□ 人からどう見られているか、気になって発信できない
□ 「私なんかが教えていいの?」と思ってしまう
□ 成功しても「たまたま」「運が良かっただけ」と思う
→3つ以上当てはまる方は「自信不足タイプ」
【C】比較ぐせタイプ
□ SNSで同ジャンルの人を見るとモヤモヤする
□ 「あの人はあんなにできてるのに…」と落ち込む
□ フォロワー数やいいね数が気になりすぎる
□ 他人の発信を見る時間が長く、自分の手が止まる
□ 比較対象が常に“自分よりすごい人”だと思う
→3つ以上当てはまる方は「比較ぐせタイプ」
【D】完璧主義タイプ
□ 100点の内容じゃないと行動できない
□ 書いたあとに何度も見直してしまう
□ 人前に出すときに「準備不足」が不安になる
□ ミスがあるとすごく自己嫌悪に陥る
□ 途中でやめることが「失敗」に感じてしまう
→3つ以上当てはまる方は「完璧主義タイプ」
【E】感情ぐちゃぐちゃタイプ
□ やる気が出る日と出ない日の差が激しい
□ 気分によって投稿頻度が全然違う
□ 頭ではわかってても心がついてこないことが多い
□ ネガティブ感情があると行動できない
□ 感情に振り回されやすく、自己嫌悪になりやすい
→3つ以上当てはまる方は「感情ぐちゃぐちゃタイプ」
あなたはどのタイプでしたか?全て当てはまった方もいたのではないですか?
その場合は、一番多く当てはまったものをみていきましょう。
- がんばりすぎタイプ:行動量で結果を出そうとしがち
- 自信不足タイプ:いつも「私なんかが…」が口グセ
- 比較ぐせタイプ:SNSで他人と比べて落ち込みがち
- 完璧主義タイプ:100点じゃないと出せない
- 感情ぐちゃぐちゃタイプ:やる気に波がありすぎる
マインドセットを整える前に、“今のあなた”を知ろう
まずは、「どう整えるか」よりも「何がズレてるのか」に気づくことが、
はじめの一歩です。
このあと紹介するタイプ別の整え方を読みながら、
自分にフィットするものを見つけてみてください。
タイプ別・がんばらなくても整うマインドセットの整え方

【A】がんばりすぎタイプの整え方
「やってない=ダメ」と思いがちなあなたへ
①やらない日を“先に決めておく”
→ 週に1〜2日は「非稼働日」とカレンダーに明記。罪悪感を減らすルールを先に作る。
②ToDoを「やること」ではなく「やめること」で書く
→ 例:「朝のSNSチェックをやめる」「夜のリール制作は明日にする」
③行動記録より“気分記録”をつけてみる
→ やった量ではなく、「今日は気分が◯だった」という主観記録で達成感を得る。
おすすめ:Notionや手帳に「今日やらなかったことリスト」を作ると◎
【B】自信不足タイプの整え方
「私なんかが…」が口グセのあなたへ
①「ありがとうリスト」を可視化する
→ DMやメールなどの感謝されたことをスクショを保存しておき、自信が下がった時に見返す。
②「過去の自分より成長したこと」を日記に書く
→ 例:「1年前の私なら〇〇できなかった」「前は人前で話せなかったけど今日はできた」
③1人の“感謝”があれば発信してOKルールを作る
→ 大勢に響かなくても、“1人”の役に立てば十分。数ではなく「深さ」で見る視点に。
おすすめ:感謝メモ用に、GoogleフォトアルバムやLINE Keepを使うのも◎
【C】比較ぐせタイプの整え方
「あの人はできてるのに…」と落ち込みがちなあなたへ
①見ない時間を作る(SNS断ちルール)
→ 朝・夜だけ見る、土日は開かないなど「自分の中でのSNSマナー」を設定。
②数字以外の“自分の成長”を記録する
→ 例:「初めてDMで相談が来た」「動画で話すのが怖くなくなった」など
③他人と比べてしまうときは、他人を“真似る”
→ 比較ではなく、真似てみるとモヤモヤしにくくなる。
おすすめ:他人と自分の“違い”を見える化する「比較してよかったノート」を作る
【D】完璧主義タイプの整え方
「100点じゃないと出せない」あなたへ
整え方①:「60点チャレンジ」何事も60点で!
→ 完璧でない状態を出す習慣。
整え方②:「あとで直す」スタイルにシフト
→ 最初から完璧でなくていい。仕事でも、家事でもあとで直せばいいと思えると、スピードが上がる。
おすすめ:「あとで直せばOK」と手書きで紙に書き、見えるところに貼っておく
【E】感情ぐちゃぐちゃタイプの整え方
「やる気の波が激しすぎる…」あなたへ
整え方①:「気分に合ったやることリスト」を作っておく
→ 元気な日:やることを明確にするリスト
整え方②:「行動したらやる気が出る」ことを体感するミニ習慣を作る
→ 例:スモールステップで、小さな目標を決める
整え方③:自分の波を可視化する“感情カレンダー”をつけてみる
→ 何曜日やどんな天気で調子がいいかを可視化すると、波の法則性が見えてくる
おすすめ:Googleカレンダーに「やる気指数(★〜★★★★★)」をメモ
マインドセットを整えるために、今日からできる小さなアクション5選

思考のクセを書き出すだけでOKなマインドリセット法
→「今日モヤッとしたこと」「比較しちゃったこと」などを3行で日記。
“気づけるだけ”で整う力がついていきます。
「変わらなくていい」ではなく「整えていく」思考へ
「私はこのままでいい」と言いたいけど、変わりたい自分もいる。
そんな時は**“変えよう”じゃなく“整えよう”**という言葉に置き換えてみてください。
変化へのハードルが下がり、自然と行動しやすくなります。
3日坊主OK!がんばらない習慣の始め方
「3日坊主=悪」じゃない。
“3日続いた”を認めて、また始めればOK。
“続けなきゃ”ではなく、“また始めればいい”という考え方が、
マインドをしなやかにしてくれます。
迷ったときに戻れる“思考の余裕”を持つという選択

マインドセットが崩れた時のために、読むだけで整う場所を作ろう
あなたが疲れたとき、戻れる“セーフルーム”を決めておきませんか?
たとえば、
- このページをブックマークする
- 思考のクセを記録するLINEに登録する
- 自分に刺さった言葉をノートにまとめておく
“情報”じゃなく“安心感”に戻れる場所が、マインドセットを持続させてくれます。
まとめ|マインドセットは“がんばらなくても整う”。あなたの思考のクセを知ることから始めよう
「マインドセット」という言葉に反応する時、
それは“変わりたい”というより、“苦しさから抜け出したい”という心のサインかもしれません。
無理にポジティブにならなくていい。
まずは「整えられる思考のクセ」を知って、ひとつだけ試してみる。
そこから、マインドは自然に整いはじめます。
