「今日こそ、夜の家事を終わらせてから寝よう」
そう思ってたのに、また寝落ち。
食器はシンクに山積み。洗濯物は床の上。
布団の中で、「またできなかった…」って、声にならないため息が出る。
・共働きで時間に追われる日々。
・ワンオペ育児で、子どもが寝たら一緒に力尽きる。
どれだけ家事ルーティンを整えようとしても、現実はうまくいかない。
私も、ずっとそうでした。
「やらなきゃ」「できてない」「こんなんじゃダメだ」って、
ひとりで勝手に追い詰めてたんです。
でも「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、
家族との空気も、心の余裕も、どんどんピリピリしていったんです。
でも、ある日ふと思ったんです。
「もう、夜の家事やめてみようかな」って。
完璧なルーティンなんて、続かなくて当然なのかもしれません。
決して、特別なことはしていません。寝落ちしても、なんとなく保てる。
それだけで心がラクになり、心の余裕が生まれ、家族にも優しくなれます。
今回は、私がたどり着いた
“寝落ちOKでも保てる”家事ルーティンの3つの工夫を、こっそりお話しします。
家事ルーティンをやめたら家族が穏やかに?寝落ちOKでも回る”夜の3ステップ”とは?

家事ルーティンを組み直す前に知ってほしいこと
家事のやり方を決めれば、生活も気持ちもすっきりするはずです。
そう思って何度もがんばったけれど…
思った通りにいかず、結局続かない。
気がつけば「また寝落ちしてる」「何もできてない…」と、自分にがっかりする毎日。
でも、原因はあなたの気持ちや根性が足りないからじゃありません。
実は、家事のやり方が”やることを詰め込みすぎ”だったり、
“休む時間がない”計画だったりすることが、一番のつまずくポイントなんです。
がんばり屋さんほど、「ちゃんとやらなきゃ」と力を入れすぎて、
かえって途中でやめてしまいやすいのです。
再設計するとラクになる【家事ルーティン3つの見直しポイント】

①「立て直せる日」を最初に入れておく
「今日はできなかった…」を前提にして、”立て直す日”を作りましょう。
ポイントは、「やらない日」じゃなくて「立て直す日」。
罪悪感ゼロで、またスタートできる余裕があると、ルーティンは長続きします。
②”〇〇だけ”ルールで、続けるハードルを下げる
家事のやり方は、完璧を目指すと崩れます。
だからこそ、「今日は洗濯物をたたむだけ」
「食器だけシンクに入れるだけ」など、”これだけやればOK”を決めるのがカギ。
できた自分に〇をつける。それがやる気になります。
③「気持ちが整う家事」から優先する
効率よりも、「自分の心が落ち着く」家事を優先してみてください。
たとえば、リビングのテーブルだけ拭く。クッションを整える。
それだけで目に見える場所が整い、気持ちがスッと前を向ける日もあります。
そのルーティン、本当に全部”今やるべき”ですか?

「家事のやり方で時間を管理しよう」と思うと、
つい全部を「やらなきゃ」にしてしまいがち。
ここで大事なのが大切な順番を決めること。
今すぐ必要な家事と、後でもいい家事を分けてみましょう。
たとえば…
- 今やる:ご飯の後片付け、ゴミ出し
- 後でいい:窓ふき、床の雑巾がけ
やり方を決める家事は、“すぐやるべき”ことに絞るのがコツです。
家事タイムスケジュール例(夜編)
- 20:30 子どもを寝かせる(このあと寝落ちもOK)
- 21:00 「〇〇だけ家事」を1つだけ実行
- 21:10 10分だけ自分時間(お茶・スマホ・読書)
- 21:30 寝る or 残りの家事を”気分で”やる
→気分と体力で柔軟に回せるのが、”寝落ちOKルーティン”の魅力。
「ついで家事」でルーティンをラクに自動化する

一つずつやると面倒な家事も、「ついで」にやれば驚くほどスムーズ。
たとえば…
- お風呂に入ったついでに、汚れた服を洗剤につけておく
- 顔パックをしている間に、洗面台をサッと拭く
- 歯磨きをしながら、脱衣所の髪の毛を取る
- 洗濯物をたたむのは、寝室に移動するついでに
「ながら」「ついで」「気づいたとき」——これが続ける秘訣です。
完璧じゃなくても、ちゃんと”保てて”いるという見方

「やり方を決められない=ダメ」じゃない。
むしろ、「寝落ちしてもOK」「たった1つだけでもOK」と考えれば、
あなたの家事のやり方は、もうちゃんと”回っている”んです。
まとめ:「できない日もある」ことを前提に設計する。それが、続ける力になる

家事のやり方は、生活を整えるための”手段”であって、目的ではありません。
今回紹介した内容の中で、「これだけやってみようかな」と思えたものが1つでもあれば、それが最初の一歩です。
がんばるためじゃなく、続けるための家事のやり方。
寝落ちOKでも保てる設計で、
あなたと家族の心の余裕を、少しずつ取り戻していきましょう。
